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横浜市の西中様から

ホノルルマラソン 2016
2016年ホノルルマラソンに参加して
神奈川県横浜市 西中 誠
 正面に「FINISH」と書かれた大きなゲートが見えるゴール直前の残り100メートル辺りで、竹●さんと池●さんが「にしなかさーん」と大きな声をかけてくれる。二人の顔を見て頬が緩む。そして笑って写真におさまった。
 飲み友達で年に何回もマラソンを走っているサブ4の池●さんから3月頃に「ホノルルマラソンを走ってみたいね」という会話があった、その時幸運にも同じ飲み席にいたソフトウェア会社元社長の竹●さんから「ハワイなら僕の姉が住んでいるから泊めてもらえるかもよ・・・」という有難い提案があり、「乗ったー!」という事で初の海外マラソンに出場する事にした。今考えれば衝動買いと全く同じだが、「本番は12月だし何とかなるだろう・・・」といつもの気楽さから決めたのである。小まめな池●さんから「ホノルルマラソンウィークは飛行機代が高くなるので、チケットを早めに購入しよう」という事で、早々と4月に予約した。が、肝心のマラソン練習はなおざりで、毎年恒例となっている10月の100キロウォーク練習を兼ねてのものだった。5月は「6月に入ったら・・・」、6月は「暑くて体に悪そう・・・」、7・8月は「今日も夕方になっても暑い・・・」と一向に練習は進まず、9月に入ってからウォーキング練習と共にジョギングをしたのみ。更におまけがあって、10月後半からランニングを本格的に始めたのだが、11月16日夕刻の練習中に信号待ち後の走り出しでバタンとこけて両膝を痛打し走れなくなったのである。なかなか痛みが取れずで、結局12月11日(日本時間は12月12日)までランニングは出来ずじまいで、そのまま本番に臨む事になるのである。
(クリックすると拡大します)受付
受付
 ハワイには12月7日に日本を出発し、同日の朝にホノルル空港に到着した。その日からハイキキの山側にあるハワイ大学横の竹●さん親戚宅に居候する事になる。池●さん提案で色んなボランティアにエントリーしていたが総て落選し、早々と12月8日に受付を済ませて本番当日までハワイ観光を満喫した。
スクールバスで移動、出発前の公園でポーズ(左手になぜかバナナが。。。)
スクールバスに乗車  走る前の公園で
 本番前日は諸準備をして早寝(といっても22時過ぎだが)し、翌朝2時に起きてテーピングなど最終準備をする。余裕をみて居候宅を3時に出発。こんなに朝早いのに竹●さんと親戚の息子さんがシャトルバスの出ているワイキキ通り東端の動物園近くまで送ってくれた。シャトルバスは黄色のスクールバスで何台も駐車しており、早くも多くの選手が乗り込んでいた。我々も早速に並んで乗り込んだ。バスは50名乗りで初めてのスクールバス乗車にちょっとワクワクした。揺られながらスタートとなるアラモアナ・ショッピングセンター前の広場に着くと、ツアーの旗がいくつも立ち、そこに大勢のランナーが集まって写真撮りやストレッチをしている。我々も記念となる写真を撮り、少し早いがスタート位置となる道路に向かう。
キックボクシングの好青年とパチリ、スタート直前の緊張
キックボクシングの好青年 スタート直前
 その途中でキックボクシングの格好をした青年と会った。最初はタイ人かと思って声を掛けると日本人だった。目立つ為にその格好をし、わざわざ日焼けまでしたという駒大4回生の末●●●という男で、仲間4名で出場するとの事。就活の真っ只中でマッチョマンとしてUSJの最終選考に残っていて、もしそこに就職できなければ実家の僧侶になるという面白い好青年だ。この青年とは偶然にゴール前でも会えた。何気に縁のある人で、希望のUSJの是非入ってほしいと願うばかりである。
STAR WARS & 花火
スターウォーズの仮装 スタートの花火
 5〜6時間完走のエリアに並んでいると続々とランナーが集まってきて立錐の余地もなくなる。結婚式そのままの装いの新郎新婦(?)が2組もいたり、スターウォーズのダースベーダーやヨーダ等のコスチュームのランナーもいて、皆がこのマラソンを楽しんでいる。前方で花火が何発もあがる。スタートの5時になったのだ。花火はすごく綺麗で否応なしに盛り上がっていく。少しずつ前に進みスタートラインを越える。いよいよ戦闘開始だ。
 スタート直後から歩いている人もいて走り難い。まだ周囲は暗くてクリスマスのイルミネーションがすごく綺麗で、特に3キロ過ぎのカメハメア大王の立像がある裁判所近辺は抜群である。「今回はファンランだから・・・」と自分に言い聞かせ、立ち止まって写真を撮ったり撮ってもらったりあげたりした。タイムは気にせず大いに楽しんで完走する事が目標だから、と思いながらもアスリート(?)魂からか、せめて6時間30分くらいではゴールしたいという思いも強く、たくさんの写真撮りでの大きなタイムロスをちょっと気にする。
イルミネーション
イルミネーション(1)  イルミネーション(2)
イルミネーション(3)
 6キロ過ぎの長蛇の列のトイレを済ませてスッキリして走りに専念する。ワイキキ通りを走り抜け、シャトルバスに乗った動物園前からゴールとなる公園の左側を通過してダイヤモンドヘッドに進んでいく。ダイヤモンドヘッド海側の上り13キロ辺りを走っている時に前方でざわめきが起きる。戻ってきたトップの選手とすれ違った。早い!!(トップはケニヤの選手で2時間9分台の大会新記録だった) ビックリしながら長い上りを頑張って上りきるとだらだらの下りになり、急に脚が重くなる。早くもこの地点で練習不足が表れてきたのである。
ダイヤモンドヘッド
ダイヤモンドヘッド
 その後フリーウェイをひたすらハワイカイの方面に走り続ける。エイドステーションは3.7キロ間隔であるようで、水やスポーツドリンクや氷が準備されている。ここに近づくと片側にランナーが集中するので100〜200メートルは歩きとなってしまう。
ハワイカイの朝日
ハワイカイの朝日  すごいランナーの数
 ハワイカイ付近で朝日が昇ってきて素晴らしい景色となった。皆が立ち止まってカメラを構えている。小生も右に倣えと何枚もシャッターを切った。朝日と共に日差しも強くなり一気に気温も高くなってくる。エイドステーションで体に水を掛けるが、それでもすぐに体温が上がり余計に疲れを感じてしまう。途中でQちゃんとハイタッチが出来て、ちょっと元気が出てくる。少しして池●さんともすれ違った。さすがにサブ4ランナーは速くて軽快である。こっちは疲れからかだんだんと眠くなってくる。それでも朝日やハワイカイの素晴らしい景色を観たり撮ったりしながらファンランを実践していく。とても辛くて嫌になってくるが、反面楽しんでいるのも事実である。
 脚を動かしていれば確実にゴールは近づいてくるし、歩いても近づく。止まらなければいいのだ。27キロ地点でボランティアの人とツーショット。その時に、親指と小指を立てて中の3指を握る形を取れと言われてポーズする。これは「シャカ」というもので「気楽にいこうぜ」という意味らしい。なかなか素敵だ。
27km地点
ボランティアとシャカポーズ
 話が出発の準備中に戻るが、ハプニングがあった。就寝前にゼッケンを上シャツの胸に付けたのだがゼッケンを留める4すみの上方の留め具が、着るとちょうど両方の乳首に当たる位置になっていたのである。このまま42キロを走ると終わったあとの乳首はどうなるか・・・。ウォォォー、想像するだけで痛くなる。付け替えればいいのだが時間も無いので、急場の凌ぎでガムテープを丸く切り抜いて両方の乳首に貼った。要はニップレスである。初めての経験であったが、走っている間は痛くならなかった事もあってすっかり忘れていて、帰ってからのシャワーで気がついた(笑)。
シャワーと豪邸
シャワー最高!  リッチな邸宅
 折り返しを過ぎてハイウェイに戻ってくる時は更に陽が高くなり、少し陰になる左端は歩きの人で溢れ、必然走っている人は炎天下で辛さも倍増である。エイドステーションを楽しみに何とか脚を動かしている内に、35キロあたりから眠気もなくなりフォームがとれる様になる。リッチさが判る大豪邸を横目に見ながらの39キロまでの上りは、殆どのランナーが歩いている。「上りを走ると楽になりますよー」という日本語が大きく聞こえ、その言葉に後押しされるかたちで走り続けるとごぼう抜きである。坂を上りきった広場では和太鼓の応援もあった。「ありがとう!」と感謝しながら写真を1枚。
37km付近の様子と和太鼓の応援
37km付近 37km付近でみんな歩いてます 和太鼓の応援
 あとはゴールまで下りと平坦な道で、この時点で不思議に脚は動いている。笑いながらのゴールをイメージしていると、遠くに「FINISH」のゲートが見えてきた。竹●さんと先にゴールした池●さんの応援が聞こえた。残り100メートルは歓喜のビクトリーロードとなり、満面の笑みでゴールラインを越えた。
ゴール
ゴール前 ゴールしました
 暗い内に出発し、イルミネーションに見送られながら暑い中を走り抜け、笑顔でゴールする事が出来た、長ーい長ーい42キロが終わった。貝で作られたネックレスと重くて大きな完走メダルを首にかけて貰った時に「走って良かったー」と感激に浸る。「FINISHER」の文字が目立つ完走Tシャツを戴き、バナナとパンももらった。脚は問題なく普通に歩けている。「筋肉痛は明後日だな」と思いながらハワイの美女とのツーショットを撮ってもらった。その後、ニューヨークから参加し3日前に会食した池●さん友人のH夫妻を応援し、ゴールを見届けてから帰路についた。今旅行のメインは終わった。帰宅してシャワーを浴びた後に、ワイキキに出て韓国料理店で焼肉とビビンバ等を食した。美味であった。
目標タイム
目標タイム 目標タイム
 翌日、完走証を戴くべくコンベンションセンターに向かう。センターの周辺や内は完走者と同伴の人でいっぱいである。それもそのはず、受付は3日間あるが、完走証受取りは今日一日だから当然の混みである。皆、プレッシャーから解放された満面の笑顔である。そして多くの人が「FINISHER」のTシャツを着て胸を張っている。「皆さん、お疲れさまでした!!」。そんな人混みの中で完走証を受取る。「6時間18分18秒」。練習をしていない中、またあの暑さの中、そして写真を撮り続けながらのファンランを考えればまずまずである。受付時に5時間59分〜6時間30分の表示板で写真を撮ったが、それにぴったりはまっているので「良し」である。でも、12月ながらハワイはやっぱり暑かった。特にマラソンの日は・・・・。
完走証を受け取った翌日は、ハワイ島1日観光に行った。予想通り、車の乗り降りは困難であった(笑)。
 日本に戻ってからは「もうホノルルはいいや・・・」と思っていたが、1月14日にTV放送があって観ているうち「もう一回走ってもいいかな・・・」と思えるようになってきた。マラソンといい、ウォーキングといい、正に「中毒になる」というのがよく分かる。
さてさて、次回のマラソンはあるのか・・・。
まだまだ元気?(36キロ付近)
以上
横浜市 西中 誠


「中毒」みたいですね!



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