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2008年10月28日
横浜市のN様から
100kmウォーキング達成!!!「感無量に包まれて」
行橋〜別府100キロウォーク(ゆくはし〜べっぷ)

福岡県行橋市から大分県別府市まで、
制限時間27時間以内の100キロウォーキング大会です。
『やったー!!』
 ゴールテープを前に両手を突き挙げて叫ぶ瞬間に、スタートしてからの苦痛、孤独、睡魔、空腹、悔い、反省など全て混ぜ合わさって真っ白になり、身体の底から達成感、充実感、自信、感動が次々と湧いてきて「感無量」に包まれた。
 世界自然遺産巡りとダイエットの為にと気軽に始めたウォーキングが、今年1月にウォーキングシューズを買ってからギアチェンジされ、歩く楽しみと歩いた証を求める様になり2月初に箱根駅伝1区・2区の43キロを8時間半で完歩した時から、この行橋・別府100キロウォークを目標にしていました。
 当初この43キロで楽勝と思っていた時に、経験者の同僚から「100キロは50キロの2倍ではない。せめて60キロは歩いておかないと・・・・」とアドバイスを頂戴(多謝)し次のギアへ変わった春先。その後、環境が変わって一時期100キロへの情熱が冷める時期もあったが、10月が近づくにつれてインターネットでの先人の皆さんの其々のレポートを読んで「悔いを残したくない。歩きたい。完歩の感動を味わいたい」の思いが再燃し、7月に80キロをトライしました。
 夜出発し50キロからの足裏全体の痛み、60キロでの豆治療、70キロからは疲れと共に猛暑も加わって正に這う様に歩き「行」を経験し「80キロ完歩したから、もう100キロはいいや・・」と100キロ出場を断念しました。8月のテレビ番組であの松村さんの、絶対無理といわれながら頑張ってゴールドコーストのフルマラソンを完走する姿に感動し、「100キロを完歩してみたい!」と再び思い、アシックスの方に靴を相談した所、今の靴は長距離には不向きでこちらが良いとアドバイス(多謝)を戴き、この靴が手に入ったら参加しようとインターネットで探したのですがなかなか見つからず諦め掛けていた時に、奈良県の靴屋さんから親切に応対(多謝)して頂き、またアドバイス戴いたアシックス店も探し出して戴き(多謝)ついにゲット。8月18日の締切最終日に郵便局に走り込んだのでした。
 しかし、このシューズに慣れる為に9月に再び80キロをトライした所、最悪。完歩したものの足の至る所で豆ができてしまい、本番直前まで迷った挙句にこの靴は皮肉にも本番登場なく、別の靴で臨んだのでした。また、本番1週間前にファイテン専門店に立ち寄った際、親切にテーピング方法やジェルを紹介戴き、これも今回の完歩の要因の一つとなりました(Iさま、多謝)。
 10月10日に行橋のホテルに入り11日スタート直前までテーピングや持ち歩く荷物を準備し、いよいよと高まる気持ちを抑えながら勇壮なイベントの後、14時に念願のスタートをしました。
☆スタート直前・直後の気持ち
   『参加してよかった。やるぞー』
 途中、指導員の方に「宇佐からがスタートです。そこ迄は8割くらいの力で歩きなさい」「80キロを2回もやったら完歩できる。だいたい荷物が少ないし大丈夫」とご指導と激励(多謝)を戴き、素晴らしい夕陽をみて暗くなる道を蟻の行列の様に歩いた。19キロの浜の宮大橋給水所での親切なおばさんの「横浜から来たの?頑張ってねー!」との暖かい声援(多謝)を背中に、予定よりちょっと早めに第1CPの中津駅に入った。足も大丈夫だ。
☆中津駅での気持ち
  『案外楽だった。これならいけるかも・・。でも油断しない様に』
 10分程足のケアをして20時50分過ぎに宇佐に向けて出発。もう暗くなって先を行く人の背中についている点滅ランプが寂しく揺れるのを見ながら寡黙でひたすら歩く。40キロ地点での嬉しい梨の提供。始めの方のボランティアさんが「2個持っていきなさい」で2個戴いて一口食べると終りの方のボランティアさんが「持って行きなさい、あっ2個持ってるの? いいよ、もっと持って行きなさい」で、一つ口に咥えてもう一つ戴いた。とても美味しかった(多謝)。
 それからは、ただ前と下を見ながら「8割、8割。ガンバ、ガンバ」と呪文の様に唱えながら同じペースの人の後ろを歩く。が、45キロを過ぎてついにやってきた。睡魔だ。「頑張るんだ!頑張るんだ!」と自分に言い聞かせながらまずまずのペースで歩を進めるが、人も少なくなり周囲も暗く進んだ実感がない。睡魔と孤独と辛さと痛みとの戦いである。宇佐神宮を右に見過ごして国道10号を右に曲がってからのチェックポイントまでが、まぁー長い事。やっとの思いで第2CPの宇佐に到着、時計は2時を指していた。
☆宇佐での気持ち
『やっと60キロ、よく来た。体力は大丈夫。いけるぞ、いくぞ!!』
 熱いお茶と梅干を戴き、15分程足ケアをして再出発。これからが真の勝負と気を締め直して元気よく腕を振るも、人も少なくなり風もあって寒い。堪らず立ち止まりジャンパーを着た。コンビニで食料を調達し147mの立石峠に向かって歩くが、登りで長くて暗くて辛い。この時に参加した悔いと反省が頭をかすめる。天の助けか、元気なお兄さんの後ろを必死でついていく。登りは得意で余裕でついて行けたが、下りになるとお兄さんのペースが一気にアップしてついていくのが大変。でも「ついていかないとダメだ。頑張れ!頑張れ!」と鼓舞しながらひたすら夜の道を進んだ。頭の上には澄み渡った空に満月に近いお月様が煌々と微笑み、満天の星が事の成り行きを見守っている。幾多の苦しみとは別世界で、観ていると気持ちが晴れやかになっていく。
 70キロ、75キロが過ぎ、コンビニに皆さんが入っていくのを横目に、いよいよ伝説の七曲り入り口まで来た。バナナを戴き水を調達して挑戦開始。ここに来ての700mで110m登るのは本当にキツイ。魔法の杖があっても。「やれる!お前ならやれる!やるんだ!」とロッキーみたいに心で叫び、もう一人の自分と葛藤しながら登ったのはいいが下りが登り以上に大変。またまた「やれる!お前ならやれるんだ!ここまで来たんじゃないか!」と痛みと戦いながら下り終って80キロ表示を見た時はホッとし大きく息を吸い込んだ。
 いつの間にか夜が明けて周りが白々としてきた。歩く横の草花に心の中で「おはようー」と声を掛ける余裕も出てきたのも束の間で、試練はまだまだ続く。ここからの日出迄の5キロが更に大変で、緩やかな上りが延々と続き、インターネットで見たハーモニーランドを過ぎて赤松峠、そしてまたまた苦難の下りで無意識に足を前に放り出す変な歩き方。とにかく下りは辛い。ここで偶然にもKさんと一緒になり、Kさんの軽やかな足取りに元気をもらってやっと第3CPの日出に着いた。時計は7時40分。予想以上のペースで来たが、確かにこの間の25キロは色んな事を考えさせられる区間で、この大会の最大の山場(後で勘違いとわかるが)だと思った。辛かったのだろうが、思考力・感覚が鈍っていて実感がわからない。
☆日出での気持ち
   『ここまで良く頑張った。あと15キロ、いけるぞー』
 10分程ケアをして早々にゴール目指して出発するが、歩き始めが大変。右足小指の豆が痛くて歩けない。「肉刺は治ると書いてあったじゃないか、頑張れ!」と何度もつぶやきながら我慢して進むと、次第に慣れてきて快調な足取りになる。ぽつりぽつりとしか見えない先を歩く人達を目標に、85キロ歩いてきたとは思えない様な驚異的なスピードでゴールを目指した。別府湾を左に見ながら
「イッチ、ニー。イッチ、ニー」
と人形の様に腕を振りながら、先行く人を次々と追い越しいく。この頃は「頑張って下さい−」と言いながら追抜く度に元気を戴いていた。しかし、考えてみればこの人達は私より早くに此処まで来た人達だから凄い!と思い「ガンバ、ガンバ」でゴールへ向かう。が、長い。本当に長−−い。長過ぎる。もう直ぐ、もう直ぐと言いながらもいつまで経ってもゴールが近づく気配がない。遠い。別府タワーが見えてもなかなか着かない。ここで、日出迄が正念場と思っていた勘違いに気付き、この15キロこそ100キロウォークの本当の試練の場であるとわかる。やっと10号線を右に曲がってあと300メートル。あと200。更に右に曲がって海門寺公園の幕が見える。

やっとゴールだー!!
☆海門寺公園での気持ち
   『やったー!!!。もう歩かなくていいんだー』
 待望の完歩証を戴いた。時間は「20時間28分25秒」。予想時間の24時間を大きく上回りよく頑張った。公園入り口からの2〜30メートルのゴールデン・ロード(勝手につけちゃった(笑))。ここを歩く試練を乗り越えてきた勇者に対して、先着された方やスタッフ、ボランティアの皆さんの暖かい大きな声援は本当に素晴らしく、心の底に染み渡っていきました。そして涙腺につながるのです。ここに行橋〜別府100キロウォークの魅力があるのだと思った。「苦しみ」を裏から読めば「楽しみ」と読める瞬間なのです。
1.最後まで「あきらめない」という強い心(信念)をもてば、事は成就する。
1.自分ひとりではなく、たくさんのサポートがあって事は成し遂げられる、遂げられているという「感謝」の気持ちが大事である。
1.最終的には自己との戦いであり自分に甘くなれば負けてしまう。「克己」こそ全ての面において一番大事である。
 これ、人生の全てに通ず!!
<完歩直後の感想>

 K様はじめ事務局の皆様、ボランティアの皆様、そして参加者の皆様、いっぱいいっぱいお世話になりまして本当に有難うございました。心より御礼を申し上げます。

 健康や幸せ、仲間や信頼など、世の中にはお金で買えないものがたくさんありますが、この感動も仲間入りです。そして、来年も是非この感動を味わいたいと思っております。

参加して、本当に良かったーー!!!
N様、感動のレポート、ありがとうございました。
1・2のoh!散歩隊も挑戦しろ、と?

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