こどもの国線恩田駅から県境の尾根を歩いてこどもの国駅へ!
 こんにちは。oh!さんぽ隊2号のてくてくある子です。今回下車したのは神奈川県横浜市青葉区にあるこどもの国線恩田駅。こどもの国線は自然公園「こどもの国」があるこどもの国駅とJR横浜線、東急田園都市線が乗り入れる長津田駅を結ぶ、駅数3駅、距離3.4kmの路線です。昭和40年代に開業した当時は「こどもの国」へのアクセス路線でしたが、現在は周辺に宅地が増えたため通勤路線に。それでも2両編成でゴトゴト行く電車にはどこかのんびりした雰囲気が漂い、車窓からは緑のこんもりとした森があちこちに見られます。
歩いた日 2013年11月01日
難易度   ほどほど
時間 約3時間
歩数 約10000歩
高低 高低あり
距離 約6.0km
車椅子 不向き
サイクリング 不向き
テーマ別の花へ テーマ別の街へ テーマ別の林へ テーマ別の森へ テーマ別の紅葉へ

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〔01〕〔02〕〔03〕 お散歩アルバム[電車]
 長津田駅でこどもの国線に乗り換え。こどもの国線長津田駅には改札がなく、外からそのままホームに入れるため、なんだか自由な感じがします。さすがこどもの国という感じです。
 恩田駅は無人駅で、駅を出ると住宅街。左折してゆるやかな坂をのぼる道を行けば、眼下に「東急長津田車両工場」が広がり、電車が整列しているのを眺められます。
〔04〕 お散歩アルバム[鳥居]
 住宅街に社をどんと構えているのは「杉山神社」。上恩田の鎮守で、1850年頃に再建されたときは江戸から来た宮大工が3年がかりで彫刻を施したと、境内の碑に書いてあります。
 杉山神社という名の神社は全国で横浜市を中心に川崎市、町田市、稲城市に分布するのみ。ここ上恩田の社殿は平成2年の土地区画整理事業による移転とともに新築されたものです。
〔05〕〔06〕 お散歩アルバム[住宅街]
 土地区画整理事業といえば、この住宅街はそのときに恩田町の一部から「あかね台」として誕生。地名は町のなかにつるくさのアカネが群生していたことなどからつけられたそうです。
 あかね台1丁目にある「あかね台熊の谷公園」に並ぶ桜の木は紅葉が始まっており、あかね色に。「熊の谷」は「くまのやと」と読み、ここに谷戸の風景が広がっていたんだろうなあ。
〔07〕〔08〕 お散歩アルバム[神社]
 1丁目の北端まで歩いたところで、もう一つ谷戸の風景を思い起こさせたのは「子ノ辺神社」。階段をのぼると深い山に囲まれた社が現れ、たちまち厳かな空気に包まれます。
 人々の信仰を集める崇高な場所。おそれ多いような気がして早く下界に戻りたくなりますが、お参りさせてくださいと手を合わせ、それから階段を一段一段くだります。
〔09〕〔10〕 お散歩アルバム[尾根道へ!]  [田んぼ]
 あかね台1丁目と2丁目の間の道を横切り、「あかね台さの内科クリニック」の脇に入る道へ。手元の地図を見るとこの道は神奈川県と東京都の境を走る「成瀬尾根」に繋がるはず。
 ところがおっと道が二叉に。どっちが尾根道へ? と迷っていると、稲刈りが終わった田んぼの前に置かれたテーブルに男性が二人。なにやら図鑑を広げて楽しそうにお話し中です。
〔11〕
 何をされているのかなと伺うと、お一人は多摩丘陵を歩き、フットパスのマップ絵図を描いている方。もうお一人は写真家で、木の葉に興味を持って集め歩いている方
 お二人が見ていた図鑑は、絵図を描いている方が成瀬尾根のさまざまな種類の植物を芽吹きから冬枯れまで緻密に色彩豊かに手描きしたもの。なんと4〜5年の歳月をかけてつくりあげ、その数は10冊近くにものぼるそうです。
〔12〕〔13〕 お散歩アルバム[山吹緑地]
 「木の名前を知りたくて調べたことがきっかけで描き始めたんだよ」というお言葉に、私も歩いていて木の名前がわからないんです〜。とすがりつき、成瀬尾根を一緒に歩いてもらうことに!
 するとさっそくコナラとクヌギの見分け方から。「コナラは樹皮が縦に深く皺が入り、どんぐりは細長い。クヌギは樹皮に茶色い皺が入り、どんぐりは丸い」。ふむふむ。
〔14〕〔15〕 お散歩アルバム[秘密の暗号]
 「ヒノキは樹皮があばれているように裂け、エノキは樹皮の横に線が入っている」。おぉ〜、いままで気づかなかった木の特徴がわかり、これで木の名前を覚えられます。
 そしてお次は、ルーペで葉の裏をのぞき、「白く見える線がY字型はヒノキ、蝶々型はサワラだよ」。うほぉ〜、その白い線たちは秘密の暗号みたいにこっそりと、でもはっきりと「私たちはY字型のヒノキ! 私たちは蝶々型のサワラ!」と主張していて、おもしろい。
〔16〕〔17〕〔18〕 お散歩アルバム[秋は深まる]
 尾根を歩きながら楽しい講義は続きます。「バラ科のカマツカという木は硬くて折れにくく、鎌の束に使われるからカマツカ。牛の鼻輪にも使われるからウシコロシという別名もあるんだよ」と木の名前の由来。
 それから、写真家の方もいろいろとご存知で、「雑草のチカラシバは軸に沿って下から穂をきゅーっと集め取ると、はい“栗”」「頑丈な草だから輪にして結ぶと、はい“罠”。忍者が敵をつまずかせる術だよ」と草を使った遊びも。
〔19〕〔20〕〔21〕 お散歩アルバム[ゴミグモ]
 「例えば、ミズキの木のなかにも種類がいくつかあって、芽や葉の色、形もさまざま。何度歩いても毎回発見があって、そういうのを見つけるのがほんとうにおもしろいんだよね」
 うん、散歩は目的がなくても楽しいものですが、目的を持って歩くとその目的の世界がぐんぐんと広がります。
〔22〕〔23〕〔24〕 お散歩アルバム[尾根道]
 「成瀬尾根はもともと街道で、長津田、その先の鎌倉まで通じていたんだよ」。へぇー、この尾根道は昔から人々が行き来していたんですか!
 尾根を北へ進むと途中から舗装道になり、さらに進んで階段をくだったところを右手に行くと、こどもの国駅だよと教えてもらい、今日はどうもありがとうございました! お二人とお別れです。
〔25〕〔26〕〔27〕
お散歩アルバム[あちらの世界]  [どんぐり]
 尾根道の両側には住宅街。森の中を歩いているにもかかわらず、子どもの声や楽器の音など人々の生活音が聞こえるので、私は一人ではないと心強く、安心して歩いていけます。
 でも一方で、やっぱり森の中なので別世界を歩いているような気分にもなります。一般道に出るといつもの日常に戻ってきたかのよう……。いえいえ、私はコナラとクヌギを見分けられ、木の名前を言えるようになりました。尾根道に入るまでの自分とは、もうちがうのです!

地図  こどもの国線恩田駅から県境の尾根を歩いてこどもの国駅へ! (PDF、141KB)

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この記事に掲載された各種料金、価格、費用など、ならびに交通手段や経路、周辺の状況、所要時間などは、実際の歩行日あるいは記事執筆時点のものです。 お散歩隊が保証するものではありませんので、必要に応じて各自で最新情報をご確認のうえお出かけください。

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