JR南武線矢川駅から谷保天満宮まで崖線沿いの里山を歩く!
 こんにちは。oh!さんぽ隊2号のてくてくある子です。 今回は東京都国立市のJR南武線矢川駅に下車します。はるか昔、多摩川は武蔵野台地を削り、崖が連続する「崖線」を形成。崖線には湧水が湧き出し、今でもさまざまな動植物が息づく雑木林が連なっているところがあります。そこで、この地域で形成された「立川崖線」にある「矢川緑地」から、立川崖線と「青柳崖線」が接近するところにある「谷保天満宮」へoh!さんぽ。 人々が自然とともに暮らしを営んできた里山の風景が待っていてくれました。
歩いた日 2013年05月02日
難易度   ほどほど
時間 約4時間
歩数 約12000歩
高低 平坦
距離 約6.8km
車椅子 一部不向き
サイクリング 一部不向き
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〔01〕〔02〕〔03〕 お散歩アルバム[矢川駅] [都営団地と給水塔]
 矢川駅を出ると、JR中央線国立駅から「大学通り」「さくら通り」を経由して連なる桜並木。木陰がお行儀よく並ぶ景観は、さすが文教地区! 秩序正しく、美しいものです。
 線路沿いの道には、壮観に建ち並ぶ都営アパートと給水塔。踏切を横断して住宅街の細い道に入れば、しだいに緑と土のにおいが濃くなっていくのに気がつきます。
〔04〕〔05〕 お散歩アルバム[湿地]
 やがて右側には「光西寺」。“お寺は学びの場です”とあり、定期的に学習会や映画会を行っているようです。そして左側には「矢川緑地」の入口。小道がおいでおいでと奥へ続いています。
 矢川緑地は面積約2.1ヘクタール。昭和52年(1977)に自然の保全地域に指定され、雑林や湿地、動植物の生息場所であるサンクチュアリが広がっています。
〔06〕〔07〕 お散歩アルバム[湧水池]
 「東京都の名湧水57選」の一つの湧水池もあり、透きとおった水はまわりの緑を鮮やかに写してまるで鏡のよう。外界とは切り離された幻想的な風景がしっとり佇んでいます。
 こちらの湧水は立川崖線に湧き出したもの。ほかの場所からの湧水も集まり、「矢川」となって流れ出します。
〔08〕〔09〕〔10〕 お散歩アルバム[矢川] [遊歩道や広場]
 矢川の名の由来は、“流れが弓から放たれた矢のように早い”と言われたこと。確かにさらさらとすべるように住宅街や「矢川いこいの広場」「国立第六小学校」の傍らを流れていきます。
 水辺のあちこちにはカモ。水の中をのぞき込むと魚が泳いでいます。農家の裏口や庭からは階段やスロープが伸びていて、今も収穫物の野菜を川で洗っているようです。
〔11〕〔12〕〔13〕 お散歩アルバム[ママ下湧水]
 甲州街道に出たところでいったん矢川とお別れ。矢川三丁目交差点を横断し、都道20号を進むと橋の下に「ママ下湧水公園」を見つけます。  崖線は「ハケ」とも「ママ」とも呼ばれ、こちらの湧水は青柳崖線に湧き出したもの。キラキラと輝く水面を眺めていると心が洗われ、時間がいつのまにか過ぎていきます。
〔14〕〔15〕〔16〕 お散歩アルバム[矢川水車跡のあたり]
 ママ下湧水公園のそばにある「矢川おんだし」では、多摩川から取り入れられた府中用水と矢川が合流。ここから少し下流でかつては生糸の生産に利用した水車がまわっていたそうです
 「以前このあたりは田んぼで、わさび田が広がっていたこともあったんだ」とは近所の方。「高速道路ができて風景が変わったけど、川では今でも子どもたちが魚やカニをつかまえて遊んでいるよ」
〔17〕
 崖線が育んだ歴史や自然がわかる「くにたち郷土文化館」が近くにあると教えてもらい、寄り道。青柳崖線の雑木林に囲まれ、緑を眺めながらぷはーっとひと休みします。
 そして、矢川、府中用水、湧水など生息地ごとに水槽に分けられたフナ、オイカワ、ホトケドジョウなど、周辺水域の生き物を観察。川で実際に見た魚たちは何だったのかなあ。
〔18〕〔19〕〔20〕〔21〕 お散歩アルバム[古民家]
 青柳崖線の下に人一人が通れるくらいの木道。木漏れ日の中を進むと、あらら、右手に何やら大きな建物が建築中。ゆったりとしていた時間の流れが急に忙しくなったように感じます。
 が、木道の先に江戸時代の農家を移築復元した「国立市古民家」。家の中で昔の生活道具や農機具を見たり、庭で井戸をのぞいたりすると、ゆるやかな時間が再び戻ってきます。
〔22〕〔23〕〔24〕
 ここは「城山公園」のいっかく。城山とは鎌倉初期の城館跡で、土塁や空堀が残されています。早春にはニリンソウ、初夏にはキツネノカミソリの群生も見られる場所です。
 公園を出て道路を横断すると一面に畑。ここも以前は田んぼだったのでしょうか。用水路が続いていますが、水が流れていません。少し行ったところに梨農園。茂った葉が揺れています。
〔25〕〔26〕
 赤い天神橋を渡って進み、水が流れている水路を発見。心がじわじわとうるおってきます。
 水路沿いの塀の中は「谷保天満宮」。青柳崖線から湧き出している「常磐の清水」があり、矢川やママ下湧水と同じく、その水の透明度の高さにはだれもが目を見張ります。
〔27〕〔28〕 お散歩アルバム[チャボ]
 谷保天満宮は学問の神様として有名な菅原道真を祀る関東三大天神の一つ。延喜3年(903)創建といわれ、東日本最古の天満宮として有名です。
 境内には立川崖線も通り、参道に数十段の石段。かつて甲州街道が境内の南側から北側に移ったことで参道の位置が変わり、拝殿を参る際に普通は参道を上るものですが、下るという珍しい構造となっています。
〔29〕〔30〕 お散歩アルバム[梅林] [別世界]
 また、約350本の梅林があることでも有名で、1月中旬から3月中旬が見頃。梅林は高台にあり、木々のあいだから先ほど歩いてきた畑が広がっているのが見えます。
 昔から人々は水があるところに集まり、農地を開き、心のよりどころとなる神様を祀って暮らしてきました。崖線沿いにはそんな里山の風景が連続するため、懐かしい気持ちに包まれ、心が落ち着くのでした

インフォメーション
  • くにたち郷土文化館
    9:00〜17:00(入館は16:30まで) 第2・4木曜休(祝日の場合は翌日休) 常設展示は無料
  • 国立市古民家
    10:00〜16:00 第2・4木曜休(祝日の場合は翌日休) 無料

地図  JR南武線矢川駅から谷保天満宮まで崖線沿いの里山を歩く! (PDF、142KB)

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この記事に掲載された各種料金、価格、費用など、ならびに交通手段や経路、周辺の状況、所要時間などは、実際の歩行日あるいは記事執筆時点のものです。 お散歩隊が保証するものではありませんので、必要に応じて各自で最新情報をご確認のうえお出かけください。

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