JR横須賀線田浦駅から田浦梅の里へ春はまだかな散歩!
 こんにちは。oh!さんぽ隊2号のてくてくある子です。 今回下車したのは神奈川県横須賀市田浦町にあるJR横須賀線田浦駅。 前回散歩した「小石川七福神」に続いて、とある七福神めぐりに出かけた際、引いたおみくじに「雪にたえ 風をしのぎて うめの花 世にめでらるる その香りかな」という和歌が記されていました。 今年は寒さがいつもより厳しく、梅の開花がのんびりのようですが、春が遅いとその分やってきたときの喜びが大きくなります。 東京湾を一望する山の麓から山頂にかけて約2700本の梅が咲く「田浦梅の里」の梅林を訪れ、春の到来はまだかと首をなが〜くしました!
歩いた日 2013年02月10日
難易度   らくちん
時間 約3時間30分
歩数 約11000歩
高低 高低あり
距離 約6.5km
車椅子 不向き
サイクリング 不向き
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〔01〕お散歩アルバム[田浦駅]
 JR田浦駅に着くとホームの両端は山。東京方面に「田浦トンネル」、横須賀方面に「七釜トンネル」が口をぽっかりと開けています。
 トンネルに挟まれたホームはぎゅぎゅっとほかの駅のものより短め。11両編成の長い電車は先頭車と2両目の一部がトンネル内に停車します。
〔02〕〔03〕
 田浦トンネルはレンガ造りで、右側が明治、左側が大正に建設。七釜トンネル右から明治、大正、昭和に造られたもので、まるでトンネル歴史資料館を見ているようです。
 周辺は谷が連続する谷戸地形で、田浦駅から横須賀駅までは「七釜」「長浦」「田の浦」「吉倉」と4つのトンネルを通過。途中には芥川龍之介の小説『蜜柑』の舞台になった「吉倉公園」も見られるとホームの案内板に書いてありました。
〔04〕〔05〕〔06〕
 改札を出た正面に「←田浦梅林 徒歩約30分」「←田浦梅の里」「←田浦梅林」と道案内がいくつも。また、「たうら観光マップ」も用意され、自由にもらえるので道に迷いません。
 ん? マップの中で気になるもの発見。はたしてこの「のの字橋」とは。散歩して危険はないか駅員さんに伺ってみると(!)、「もちろん大丈夫ですが、梅林に行くには遠まわりですよ」
〔07〕〔08〕〔09〕
お散歩アルバム[駅周辺の道]
 田浦梅の里の梅林は2月中旬〜3月上旬に見頃を迎え、その期間に「田浦梅林まつり」が行われます。田浦駅から田浦梅の里までの道にはピンクののぼり旗が立ち、これも目印になります。
 が、のの字橋がどうしても気になるので、のぼり旗を後目にのの字橋に向かう道へ。道は少しずつ上り坂になります。
〔10〕〔11〕〔12〕
お散歩アルバム[谷戸の坂道]
 坂の両側の斜面に家々。階段が何本も伸びています。そして、突如現れたトンネル。フェンスが置かれ、車は入れないようです。
 ちょっと調べたら、これは防災トンネルとのこと。谷戸を行く道は行き止まりが多く、入口で崖崩れなどが起こると谷戸の地域が孤立する危険があるため、隣の谷戸とトンネルで結んで避難できるようにしているのです。
〔13〕〔14〕〔15〕
お散歩アルバム[のの字橋] [猫]
 そして、あ! と見つけたのは頭上を横切る道と橋。今まで上ってきた道が橋の下をくぐり、小さな公園のまわりをぐるりと大きくループし、橋となって立体交差しています。
 なるほど、坂の急傾斜を緩和するループと立体交差で道が“の”の字のようになるので、のの字橋。こちらもちょっと調べたら、戦時中に山の上に設置された砲台へ物資を運ぶために造られた道とのこと。散歩していて「これ何?」と気になったものには“何か”があるんだなあ
〔16〕〔17〕 お散歩アルバム[斜面の上の家] [田浦梅の里]
 よいしょっと上り着いたのは「浦賀道(十三峠)」。旧東海道の保土ヶ谷宿と浦賀をつないだ古道で、途中に徳川家康が外交顧問として信頼を寄せた英国人・三浦按針(ウィリアム・アダムス)の墓が建つ「塚山公園」があります。
 電話ボックスのそばに急な階段。下っていくと谷の向こう側に田浦梅の里が広がる山が見えてきました。
〔18〕〔19〕〔21〕〔20〕
 のぼり旗が並ぶ道に合流。京浜急行線の高架線の下をくぐり、山に張りついた急な階段を上ります。
 はぁはぁと息を切らしながらも、思っていたより少ない階段数で田浦梅の里に到着!  梅林の花はまだもう少しですが、木の根元に植えられた約75000株のスイセンが純真無垢に咲き群れています
〔22〕〔23〕 お散歩アルバム[梅林の散策路] [梅の花]
 田浦観光協会の公式HPによると、観梅には咲き始めから4〜5分咲きの時期に花を探しながら観賞する「探梅」、8分咲きから満開の時期に咲き乱れた花を観賞する「賞梅」、盛りを過ぎた花を感謝を込めて観賞する「送梅」の3つの楽しみ方があるそうです。
 へぇ、時期ごとに観賞の仕方が変わるとは風流で粋!  散策路を歩きながら枝を見上げて花を探し、見つけた梅の花をじっくりと愛でます。 うん、初々しくてかわいらしい〜!
〔24〕
 田浦梅林は昭和9年(1934)に約700本の梅を植樹したのがはじまり。 現在は青軸、白加賀の白梅、養老の紅梅など約2700本が植えられ、三浦半島最大の梅林となりました。
 初夏のころに収穫する梅の実は地元の名品「横須賀梅わいん」「梅りきゅーる」の原料になり、市内の酒屋さんで販売されます。
〔25〕〔26〕 お散歩アルバム[芝生広場]
 田浦梅の里は梅林のほか、芝生広場やアスレチック遊具が整備され、家族連れがのんびり。
 展望台もあり、さっそく上ると、わあ〜!  目の前に船が浮かぶ東京湾が広がり、遠くには東京スカイツリー、横浜ランドマークタワー、アクアライン。 紺色の海はもう春の輝きを放ってキラキラとまぶしく、春のほんわかした空気を肌に感じます。
〔27〕
 「長浦港は昭和50年代くらいまで物資輸送の玄関口で、田浦駅には荷揚げされた物資や全国から集められた物資を積んだ貨物車が絶えず出入りしていたんだよ」と展望台で会った地元の方。
 「今でも長浦港の周辺には、貨物線の跡や倉庫群が残っているよ」
〔28〕〔29〕 お散歩アルバム[お寺のお言葉]
 山を下り、のぼり旗をたどっていくとパン屋さんの店頭に「梅あんぱん始めました」の文字。 甘味のあるふっくら生地にしっとりとした梅のあんこ、自家製の甘酸っぱい梅漬けがのっていて、こりゃおいしい! とパクパク食べながら、長浦港の方へ歩いていきます。
〔30〕〔31〕 お散歩アルバム[倉庫]
 明治〜昭和初期、長浦港には「旧海軍軍需部」が置かれ、砲弾や魚雷といった兵器や燃料などの軍需物資が倉庫に保管。田浦駅からの引き込み線に軍事貨物車が行き来していました。
 戦後、倉庫は民間会社が利用。やがて自動車輸送が主流になり、貨物輸送は廃止されましたが、その歴史は残された倉庫や線路跡が今に伝えていますのの字橋も砲台に物資を運ぶために造られた道だったなあと、港の風に吹かれながらこの地の過ぎし日に思いを巡らせたのでした。

インフォメーション
  • 第58回 田浦梅林まつり 平成25年2月9日(土)〜3月17日(日)
    俳句や写真の展示会、演芸大会などを開催。田浦梅林で撮影した写真は5月の「田浦観光写真コンクール」に出品可
    田浦観光協会

地図  JR横須賀線田浦駅から田浦梅の里へ春はまだかな散歩! (PDF、126KB)

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この記事に掲載された各種料金、価格、費用など、ならびに交通手段や経路、周辺の状況、所要時間などは、実際の歩行日あるいは記事執筆時点のものです。 お散歩隊が保証するものではありませんので、必要に応じて各自で最新情報をご確認のうえお出かけください。

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